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【報告】Plant Species Biology Best Paper Award 2015 の選考報告

新着情報 2015年12月08日

選考委員会は、PSB 2015(Volume 30)に掲載された Regular Articles 15編から、以下の1編の論文をPlant Species Biology Best Paper Award 2015に選出いたしました。
なお授賞式は,12月5日(土)の種生物学会2015年度懇親会にて行われました。

Satoshi Nagata, Keiko Yamaji, Nobuhiko Nomura and Hiroshi Ishimoto
Root endophytes enhance stress-tolerance of Cicuta virosa L. growing in a mining pond of eastern Japan.
PSB 30: 116-125.

 

<受賞者からのメッセージ> ※授賞式用にいただいたメッセージです

 この度は、栄誉ある本賞を受賞させて頂き、大変光栄に思っております。

本当にありがとうございました。

 筑波大学に赴任して以来10年間、重金属環境の植物と根圏微生物の相互作用に着目をして、研究を行って参りました。最近になって「内生微生物がいると、植物は強くなる」ということを、少しずつ言えるようになってきたところでしたので、研究室の学生共々、 今回の受賞を大変嬉しく思っております。

 筆頭者の長田君は、私が大学に赴任して初めての指導学生で、現在は気象協会に勤務しております。微生物の実験装置や道具が全くない状態から、一緒に試行錯誤をしてきた日々を懐かしく思い出します。彼と新たな現象を解明することが出来たこと、幸せに思っております。

 最後になりましたが、本受賞は、審査時に重要なご助言をして下さったレフリーの方々、エディターの方々のお力があってこそだと思っております。皆様のお力により、本論文が磨かれました。本当にありがとうございました。

筑波大学 生命環境系 山路恵子