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種分化の生物学:生物多様性を生み出す進化のしくみ

種生物学研究 第46号
種生物学会 編 / 阪口翔太・村中智明・川北 篤 責任編集 / A5判 / 288ページ
ISBN 978-4-8299-6213-8 2025年10月7日発売
定価3,740円(本体3,400円+10%税)

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イベントのお知らせ

学術バー 種分化を語る

驚くほど多様な生物は「種分化」と呼ばれる進化を繰り返し生まれてきました。種分化とは、ある生物集団が他の集団から隔離され、その結果として独立した種へ進化する過程です。種分化は、地球上の生命進化や、地域の生物相の成り立ちを理解するうえで重要なテーマでありながら、未解明の謎が数多く残された研究分野です。このたび、種分化学の基礎から応用まで学べる「種分化の生物学」が刊行されました。執筆陣から4名の研究者に来ていただき、生物多様性の成り立ちを探る研究を紹介いただきます。

18:30 村中智明「種分化とは?」
19:00 柿嶋聡 「コダチスズムシバナ、 6 年に1度のハレノヒ」
19:40 竹中將起「連続的な種分化を語るガガンボカゲロウ」
20:30 野村康之「春に咲くチガヤ、雑種だけ秋に咲く」
21:10 村上哲明「有性生殖をやめたシダの活発な種分化」
21:50 フリー・ディスカッション

学術バーQ (東京・御徒町)
OPEN 18:00- CLOSE 23:00
チャージ:¥1000/ 1h(学生半額)+1ドリンク(¥600~)

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刊行記念イベント 種(しゅ)はどうやって生まれるのか? 生物多様性の成り立ちを探る

オンラインでの刊行記念イベント
日時:2025年10月8日(水)19:00~20:30(質疑応答含む)
参加方法:Zoomウェビナーによるライブ配信

目次

第1部 種分化を体系的に理解する

第1章 種分化ことはじめ ―阪口 翔太
コラム1 生殖隔離の定量化 ―松林 圭

第2部 個別の事例から種分化を学ぶ(各章の概要を示したカラー口絵が閲覧できます)

第2章 自然選択が引き起こすアキノキリンソウの種分化 ―阪口 翔太
第3章 6年に1度の一斉開花の進化と生殖隔離 ―柿嶋 聡
第4章 集団の地理的分断から生殖後隔離~ガガンボカゲロウを用いた種分化研究~ ―竹中 將起・東城 幸治
コラム2 日本列島の形成史-形成過程とその原動力- ―竹中 將起
第5章 種分化の生態ゲノム学 ―北野 潤
コラム3 種分化の転換点-A tipping point in speciation- ―山口 諒
第6章 適応と交雑が織りなす複雑な種のかたち ―松林 圭
第7章 雑種形成がもたらす劇的な開花期シフト ―野村 康之
コラム4 種分化における遺伝子流動の多様な働き ―野村 康之
第8章 分布域の境界で起こる浸透性交雑:キイチゴ属に見られる交雑帯と環境勾配 ―三村 真紀子
コラム5 形質の地理的な変異と種分化 髙橋 大樹
第9章 有性生殖を二次的にやめたシダ植物の無配生殖種の多様化 ―村上 哲明・堀 清鷹
第10章 倍数化種分化における遺伝子発現解析 ―清水(稲継)理恵