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情報通信技術で革新する生態学/田辺晶史・大西亘 編

種生物学会電子版和文誌 第2巻

情報通信技術で革新する生態学
ー加速するオープンデータとオープンサイエンス 種生物学会 編

責任編集 田辺晶史・大西亘

情報通信技術の発展は、生態環境研究に対しても大きな影響を及ぼし続けており、近年では生データを公開し共有する「オープンデータ」運動の興隆とともに、様々なデータが公開され、それらを活用した「オープンサイエンス」が花開きつつあります。本特集では、そうした情報通信技術に基づくオープンサイエンス革命を、データの規格化と集積、市民科学、データの収集と統合の4つの側面から紹介・解説する論文を収録しています。また、本特集は、そうした趣旨を踏まえて、クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスに基いて公開いたします。

< 目 次 >

はじめに

第1部 データの規格化と集積、利活用に向けた課題

第1章 生態環境研究の情報学-生物多様性情報分野の情報基盤を活用する 神保宇嗣 (国立科学博物館)
第2章 INSDC・DDBJのMIxSに関するとりくみと活用 中村保一 (国立遺伝学研究所)
第3章 日本の自然史標本情報は生態環境研究に活用可能なのか?~博物館と分類学の立場から~ 海老原淳 (国立科学博物館)

第2部 市民科学アプローチによる生態環境研究と展望

第4章 市民が撮影した写真による生物観測情報の収集、問題点と解決方法
(2018年2月25日公開)
大野ゆかり (東北大学大学院生命科学研究科)
横山潤 (山形大学理学部・山形大学東北創生研究所)
中静透 (東北大学大学院生命科学研究科・総合地球環境学研究所)
河田雅圭 (東北大学大学院生命科学研究科)

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Ohno_etal_20181016.pdf (PDF 16頁、3.4MB)
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第5章 情報媒体を通じて取得される市民データの科学的活用
(2018年10月24日公開)
宮崎佑介 (白梅学園短期大学保育科)

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Miyazaki_20181024.pdf (PDF 13頁、2.5MB)
Miyazaki_20181024.epub (EPUB 版)
Miyazaki_20181024.mobi (.mobi版))

第6章 ICTが拓いた生態学における市民参加型調査の可能性と、持続可能な体制の確立に向けた切実な課題
(2018年10月2日公開)
大澤剛士 (首都大学東京都市環境科学研究科)

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Osawa_20181016.pdf (PDF 15頁、3.3MB)
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第3部 情報通信時技術を活用したデータの収集と統合

第7章 生態学に関連したオープンな地理情報とその周辺技術 三島啓雄 (国立環境研究所)
第8章 フィールドセンサーネットワークを用いた環境モニタリング
(2018年10月24日公開)
平藤雅之 (東京大学大学院農学生命科学研究科)

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Hirafuji_20181024.pdf (PDF 14頁、3MB)
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第9章 東日本大震災後の海の変化を知る-地理情報システムの活用と地理情報科学(GIScience)
(2018年10月2日公開)
山北剛久 (海洋研究開発機構)

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Yamakita_20181016.pdf(PDF 37頁、7.3MB)
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おわりに